幼い頃、母がよくキャラクターもののセーターを編んでくれました。
お店で売っているような編み目が綺麗に揃ったセーターではなかったけれど、みんなに自慢したくなる私にとって宝物のようなセーターでした。
幼馴染の友達は 今でも「あの時のセーターがすごく羨ましかった!」と言います。

私には 妹と弟がいます。妹は 私が一歳を過ぎた頃に生まれたので、私は よく祖父母に預けられ、たくさんの時間を共にしていました。
色んな所に連れて行ってもらって、欲しいものを与えてもらって、祖父は特に可愛い可愛いと 愛してくれました。
祖母は 主にご飯を食べさせてくれました。美味しいものが好きで、家族一同が集まった時に食べるすき焼きは格別でした。
祖母が作ってくれたものの中でも特別に好きなのが、おにぎりと卵焼きと味噌。あの絶妙な塩加減と握り具合、卵焼きの味は どれだけ真似をしようと思っても作れません。
味噌は 油かすと小松菜、里芋に味噌を加えてトロトロに炊いたものをご飯にかけるのですが、これがまたすごく美味しくて。祖母にしか作れない味。

記憶とは 感覚が覚えているもの。心が温かくなる記憶には 必ず身体が「ぬくもり」を感じています。
私は そんな ぬくもりを感じられる作品を作っていこうと制作しています。
ほわっと温かくなる感覚、人の手に触れているような心地良い感覚。

Nunome(ぬのめ)の作品は 私の身体の記憶に残っている感覚を形にしたモノかもしれません。
私の作品を手に取ってくださった方が、ぬくもりを感じて頂ければ とても嬉しいです。
Nunome.
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